MESA STILLET EL346L6GCへ載せ替え

メサ・ブギー STILETTO 150W ヘッドアンプのモディファイを行いました。

このアンプは150W出力、パワー管にEL34を6本使用します。

オーナーさんのご希望でGT社 6L6GCに載せ替えました。

そのままでは安定して動かないので、各部定数を6L6用に変更。更にbias回路を作り変えました。

メサのアンプはbias調整出来ないものが多く、純正管をさしただけではかなりbiasが深くなります。
今回はbias調整が可能なように調整トリマを追加しました。
キッチリとbias調整をして完成です。

 

ESP ベース フレット調整

spanam ヤシ氏 ESPレリック・ベースの調整を行いました。
昔から大好きなspanamのベースをやらせて頂いてモチベーションが上がります!

ピックアップのウレタンスポンジが経年で痩せて、ピックアップがグラグラと不安定だったので、ウレタンスポンジを新品の硬めのモノに交換。

またほとんどのフレットに浮きが発生していたタメ、各フレットでビリツキが発生し、またキッチリと鳴っていない箇所も有りました。

全ての浮いてるフレットを打ち直しました。

指板溝が緩く、打ち直してもシッカリと収まってくれないフレットは1度抜いて整形し、再度打ち直しました。

前処理が終わりフレットすり合わせ。

キッチリ直線をだします。
更にフレットの頭を丸く整形し、ペーパーの番手を細かくして仕上げていきます。

最後にセットアップ。”ネックの反り”、”弦高”、”ピックアップ高”、”オクターブ”を調整して完成です!

1音1音シッカリと鳴ってくれて、最初とは見違えるほど良くなってくれました。オーナー様にも大変喜んでいただけました。

Koch Supernova6060 修理

Koch Supernova 6060ヘッドアンプの修理を行いました。

このアンプは少し変わってて、出力回路が2つあり、60W+60Wのステレオ出力仕様になってます。つまり常にキャビを2個繋げて使用します。

故障の内容はメイン、ハイテンションヒューズが飛んでしまうとの事。。。

内部のチェックをしていくと、パワー管が一本ダメになっているのを発見しました。

各部内部電圧をチェックし他に異常がない事を確認、パワー管の劣化によるショートと判断、新しいパワー管に入れ替えて動作確認、OK!

マスターボリウムにガリがあったので、ポットをクリーニングしました。それにしても5ch仕様のアンプはツマミが多いです。
ポットクリーニングのために、ツマミを全て外して、基板を2枚外しました。

真空管ソケット、ジャック類のクリーニングをして新品の真空管をセット、2時間動作後に再度bias調整をし、6時間のランニングテストをして完成です!

さすがステレオアンプですね。

独特の奥行き感があります!内蔵リバーブのかかりも非常に心地よく、ステレオ仕様の理由がとてもよくわかります。

Gibson G-Force ペグ交換

ギブソン 2015年製レスポールのペグ交換をしました。

最近のギブソンで採用されているオートーチューナ、G-Forceを取り外し、ゴトー製のロック式ペグに交換します。

ゴトー製のブッシュ径が元々のペグ穴より少し小さく、ブッシュがユルユルになってしまうので、少し工夫が必要になります。

ペグ取り付けビスの下穴を空けて、ペグを取り付けたところ。

オートチューナも画期的で素晴らしいですが、やはり普通のペグの方が安心感がありますね。

Peavey Classic50 修理

Peavey Classic50 4発コンボアンプの修理を行いました。

こちらのアンプは「3日後にライブで使いたい!」との事で、急ぎで修理を行いました。

故障の症状というか原因は、、、EL84出力管ソケットに間違えて12AX7を挿して電源を入れてしまったとの事。
その為、高圧のB+電源部の抵抗が燃えてました。

ここを適正なモノに交換、さらに真空管ソケットピンを念入りにクリーニング、内部基板のクリーニング、さらに全てのコネクタ部を無水エタノールで洗浄。

各部の内部電圧をチェックし、6時間ほど音出しランニングテストして修理完了です。

このアンプ、部品はそんなに高価なものは使って無さそうですが、なかなか音が良いです!ビックリしました。回路設計が良いのかな?

オススメのアンプです!

Marshall 1987X ハンドワイヤード MOD

Marshall 1987X リイシューのハンドワイヤード化モディファイを行いました。

1987の復刻版1987Xはプリント基板が使われています。コレをハンドワイヤード化してより太く暖かく有機的なビンテージサウンドになるように仕上げます。

一度全てのパーツをバラして、電源配線、ヒーター線を引きなおします。

使用するパーツを考慮して基板レイアウトを設計し、基板を作成します。作成した基板に厳選したパーツを丁寧に取り付けていきます。


この基板をシャーシに組み込み、各部配線を一本一本手作業で行います。

全ての配線が終わったら、各部の電圧チェック。異常がないことを確認し、インプットに信号を入れてオシロスコープで出力波形の確認、バイアス調整をして完成です。

マーシャルのプレキシと呼ばれるアンプは年代によって内部回路が少しづつ異なり、音の傾向が変わってきます。
今回作った1987は68年製くらいの歪み感が強くなり始めた頃のプレキシを意識して作成しました。

また追加スイッチにより内部回路を切替え、72年製の激しいサウンド、つまりAC/DCアンガス・サウンドを再現するモディファイを加えました。

やはりハンドワイヤード、音の立ち上がりが速い!ピッキングに対してアンプの音がグイグイ食いついてきます!!マーシャルらしいミッドレンジのクセが心地よく、弾いてて非常に気持ち良い!!
最初とは全く別物のアンプに仕上がりました。

1959、1987、bassman、その他リイシューアンプのハンドワイヤード化モディファイも受付けておりますのでご相談下さい。

イタリア製アンプ Brunetti XL R-EVO故障修理

イタリア製ギターアンプ Brunetti XL R-EVOの修理を行いました。 ヘッド下に1Uのラック取付穴もあって、ヨーロッパでは人気のアンプのようです。

演奏中に音量がガクッと下がってしまうとの事。。。

内部基板を確認すると、メイン平滑コンデンサの頭が膨らんでいるのが確認できたので、オーナーさんに説明の上、「このアンプを永く使いたい」との事でしたのでこのタイミングで全て新品に交換する事にしました。その他、バイアス回路のコンデンサ類も交換。

真空管ソケットが基板に直接はんだで固定されているタイプだったので、補強のため各基板のハンダをやり直しました。

各部クリーニング後に、バイアス調整、3時間のランニングテストをして完成です。

このアンプメチャメチャ歪みます!しかもとても音が重い!オーナーさんはブギーのレクチに近いかも?と言っていましたが、いやいやもっともっと!KRANKに近いレベルで重く歪んでくれます。マスターボリウム横のDEPTHツマミをまわすとモリモリと扱いきれない程の低域が湧き出てきます。ダウンチューニングや7弦ギターの方は一度弾いてみる価値があると思います。

history プレシジョンベース フレット調整

History プレシジョンベースのフレット擦り合わせを行いました。

使用頻度の高い3、5、7、9フレットが激しく消耗し、凹んでしまっているためビビリがかなり出ていました。。。

ネックジグにセットし、弦のテンションをかけながら擦り合わせを行います。1番低くなっているフレットに合わせて、全体的にフレットを落として行きます。

綺麗な直線が出たところでネックジグから外し、台形状に削れたフレットの頭を丸く仕上げて行きます。

さらにサンドペーパー#600、#800、#1000、スチールウールで直線を崩さないように注意しながら磨き上げます。

擦り合わによりフレットが全体的に低くなります。その為ナットが相対的に高くなるのでナット調整も行いました。

最後に新品弦を張り、全体調整(ネックの反り、弦高、pickup高、オクターブ調整)をして完成です。historyのネックは非常に作りが良く、作業が捗りました(o^^o)

オーナーさんにも喜んで頂けました。

Gibson FV ナット交換&メンテ

82年製Gibson FVのメンテナンスをやりました。

こちらはボリウムのガリが酷いため、ポット交換を考えましたが「なるべくオリジナルパーツを変えたくない」というオーナーさんのご希望で、ボリウムポットを分解し内部を無水エタノールにて清掃して対応しました。またハンダ割れの箇所を修正。スイッチ、ジャック周りもクリーニング。

さらにナットがかなり減っていて開放弦でビビリがかなり出ていたので、ナット交換を行いました。オイルド・ボーンナットをチョイス。

弦の滑りが良く、チューニングも安定します。何より見た目がシブい!そしてオシャレです。

使用弦の太さに合わせてナット溝を切り、解放弦の音を確認しながらナット溝を仕上げていきます。

金属パーツもビス1本まで外し、クリーニング。最後にセットアップをして完成です!

オーナーさんにも喜んでもらえました。嬉しい瞬間です!

KRANK KRANKENSTEIN 修理

KRANK KRANKENSTEINの修理を行いました。

このアンプは泣く子も黙る、ダイムバック・ダレルのシグネイチャーモデル。

オーナー様曰く、中古で購入した時からノイズが多かったのですが、数ヶ月前に膝くらいの高さから誤って落としてしまい、より一層ノイズがひどく音圧も下がってしまったとのこと。。。

確かに落下させた形跡が見られます。

受入チェックの段階で、ゲインを上げていくとある時点から激しく”発振”のような症状が発生し、パワーがガクッと落ちてしまします。

発振・ノイズを抑え込む方向で作業を進めました。

真空管テスタでチェックするとハイゲインチャンネルのプリ管3本が激しく消耗していました。初段にノイズに強いタイプの真空管を入れます。

メイン基板のハンダを修正します。落下の経緯があるので真空管ソケット、その他のハンダも修正。

更にシールド線が無駄に長く、発振・音質劣化の原因になるので短く作り直しました。更に各グランド配線もキチンと接地されているか全て確認。

<BEFORE>

<AFTER>

これで大分ノイズ、発振もおさまりました。

こちらのアンプ、基本回路はほぼREVOLUTION1ですが、最終段で更にゲインを約4倍に持ち上げています。KRANK KRANKENSTEINのマニュアルで面白い記述を発見しました。

「常にマスターボリウムよりチャンネルボリウムを下げてください」

元々チャンネルボリウムを上げすぎると発振しやすい回路なのかもしれません。。。

各部のクリーニング、真空管ソケットクリーニングをして、バイアス調整、6時間のランニングテストをして修理完了です。

オーナー様にも大変喜んでいただきました。ありがとうございます。

一点、こちらのアンプのpresenceは一般的なアンプのpresence回路と異なり、下げ過ぎると出力も下がってしまい、音抜けが格段に悪くなります。出来るだけ上げる(5−8くらい)と音作りしやすいかもしれません。

ご参考までに。