Blues Junior クリーン特化 MOD

「Blues Juniorをよりクリーントーンで使用したい、、、」というご要望にお答えし、クリーン領域を強化した改造、モディファイを行いました。

デフォルトではVOLUME=56くらいでクランチになるところをVOLUME=910の位置で歪み始めるように調整しています。

これによりクリーン〜クランチまでの領域を調整し易くなります。

真空管を12AT7に変更しゲインを抑えFenderらいしい煌びやかなクリーンが得られるようにしました。

電源部の電圧を変更し、プリアンプのクリーンなヘッドルームと心地よいコンプ感を楽しめるよう調整してあります。

Blues Juniorに歪みを求めない、、、』という方には非常に実践的かつ有効なモディファイになります。

 

「埼玉県  F様」から嬉しい感想を頂きました


仕事がかなり立て込んでおり中々しっかり音出しできなかったのですが、昨日の夜やっとバンドで使うことができました。

率直に最高に好きな音です!!

以前とは別ものです。

特にMASTER=最大、TREBLE=56MIDDLE=5BASS=6くらいでVOLUME=34位のクリーンがたまらなく好きな音でした。

カッティング時は以前より音の立ち上がりが早くなった気がします。とにかくクリーンが抜けていい音なので、バンドメンバーからも大好評でした!

ちなみにですがエフェクター(特にTS808)との相性もかなりよく、古いファズフェイス(ゲルマ)との相性もかなりよかったです!

以前は6364年製のデラリバをメインで使用していたので、どうしてもあの時のクリーントーンが頭に残っております。ブルースジュニアなのですが、何故か凄く懐かしい音という感じがしてずっと弾いてたくなります。

見た目も音も最高なので一生の宝物です。

本当にありがとうございます!


 

こちらのモディファイを試奏ご希望の方は、ご来店前にその旨をお知らせください。

以前に当店にてモディファイしたBlues Jr個体もクリーンMOD可能です

お気軽にお問い合わせ下さい。

Blues Junior mod&定番・弱点修理

Blues juniorのモディファイを行いました。

またそれと同時にBlues jrでよく発生する不具合症状が出ていたので、こちらも合わせて修理しました。

こちらの個体、パワー管の熱により基板のプリントパターンのランドがめくれてグラグラの状態になっています。。。

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Blues jrはパワー管ソケット自体がシャーシに固定されておらず、ハンダだけで持たせている為、この部分に力が掛かりこの不具合症状がよく発生します。

こうなるといくらハンダをやり直しても意味がありません。

そこで不具合部分を切除。

この部分だけハンドワイヤードで組み直します。

音質やノイズ面も考慮して配線を取り回します。。。

音も力強くダイレクトになり、オーナー様にも大変喜んで頂けました。

 

またオーナー様のブログでBlues jrのBias調整方法と初段の真空管交換による音質変化を詳しく解説されています。

https://ameblo.jp/lunpa3/entry-12674657286.html

Blues junior を所有される方は非常に参考になると思います。

是非ご覧ください。

Princeton Reverb (AA1164) 修理 オーバーホール 改造

Princeton Reverb (AA1164)のオーバーホール作業を行いました。

こちらは65年頃の非常に綺麗なブラックフェース個体になります。

製造から50年以上経過した貴重な個体ですので、なるべくオリジナル部品を残す方向で作業をします。

しかし音に直接影響してくる電解コンデンサ等の消耗品は状態を確認しながら交換しました。

メインの大型電解コンデンサも以前に交換された跡があり、すでに20年以上経過している為、このタイミングで良質な物に交換しました。

シャーシのアース接点も丁寧にクリーニングしてから取付。

ポットも大きなガリが発生していたので、一度分解して無水エタノールにてクリーニングしました。

 

<<<ここからはモディファイの内容になります>>>

・スタンバイSW増設

元々Princeton Reverbはスタンバイスイッチがありませんので、真空管への負担が大きくなります。。。

そこで元の電源SWを取外し、その位置へ3WAYタイプのスイッチを取り付けました。

これにより、、、

“OFF”ー”STANDBY”ー”ON”

を切替が可能になります。

リハ休憩中や本番前にスタンバイ状態で待機できるので非常に重宝しますね。

・Bias調整トリマ取付

こちらはパワー管を最適動作させる為に必要になります。

また最終的な音質調整の際にも重宝します。

 

・トレモロ強化モディファイ

元々少し効きの弱いトレモロを強化しました。

あまり強くすると元々の味わいを損ねてしましますので40%程度の強化としました。※この部分はお好みに合わせて調整可能です。

音出し確認、オーナー様にも大変喜んで頂けました。

 

同様のモディファイやメンテナンス、リイシューPrinceton Reverbのモディファイ、ハンドワイヤードも可能です。

お気軽にお問い合わせください。

Rockman Sustainor フットスイッチ作製

Rockmanオーナー様から、「専用のフットスイッチが入手できないので作って欲しい。。。」とのご依頼を受けて製作しました。

LED色と点灯動作はパネルと合わせてあります。

ケーブルは5mで製作しました。

ステージで迷わずセッティングができる様、ケーブルを色分けしてあります。

ケースサイズ、ケーブル長はお好みで作製可能です。

お気軽にご相談ください。

H&K Triamp Mk2 ネオン管 修理&MOD

H&K Triamp Mk2 ネオン管トラブルでお困りの方

Triamp Mk2のネオン管が割れた、、、
ある時から点灯しなくなった、、、
片側だけしか点灯しない。。。
などなど年数の経過したTriamp Mk2ではよくあるトラブルです。
正常時の青い輝きが美しいだけに、点灯しないと非常に気になりますね。
純正のネオン管は入手が非常に困難で高額になります。。。
そこでテープLEDによる修理&モディファイ・改造を行います。
アンプ内部にLED専用の電源回路を増設し、シャーシ部分に12V DC出力ジャックを取付けLEDに電力を供給します。
オリジナル同様、電源SWオンと同時にテープが点灯します。
<Triamp MkⅡテープLEDモディファイ ¥20,000(税抜・部品込)>
・テープLED組込
・電源回路 組込
※フルカラーLEDとコントローラーを使用し、リモコンでカラフルな動作を設定する事も可能です。

詳細はお気軽にお問い合わせ下さい。

銀パネ Twin Reverb 135W オーバーホール作業&基板交換

銀パネTwin Reverb 135Wの修理を行いました。

こちらのアンプはパワーアンプ回路にウルトラリニア方式を採用した、ギターアンプとして珍しいモデルとなっています。また内部電圧が従来のFender と比べてかなり高く、プレートに500V以上の電圧をかける事により135Wの高出力を引っ張り出しています。

この個体はハムノイズが大きく、また各ポットのガリも酷く音量が安定しないと言ったご相談です。

作業に入ると、以前のオーナー様が接点復活材?らしきものを吹き付けた後があちこちに見られます。。。真空管のソケットにもべっとり入っていたので、無水エタノールで汚れが出なくなるまで辛抱強く拭き取りました。

 

ポット内にもべっとり。こちらも無水エタノールでクリーニングします。

 

ポットの抵抗値をチェックしてくと本来250KのはずのTrebelポットが431Kと倍近くまで上昇しています。

 

なるべくオリジナル部品を残したかったので、問題のあるカーボン部のみを新品のCTSポットから外し、組み込みました。

 

ここで更に大きな問題が発覚!

なんとメインのファイバー基板で電流がリークしているのが見つかりました。これも接点材を吹き付けた結果、基板にも染み込んで絶縁が低下したと思われます。。。ここでオーナーさんにご相談、基板を作り直す運びとなりました。

全ての配線をメモし、一本一本配線を外していきます。ハンダゴテで被覆を痛めないようにするため、周囲の配線に銅箔を巻きつけて保護しながら作業を進めます。

更に一つづつ丁寧に部品を外し、端子を無水エタノールで磨き上げます。(上が旧基板、下が新基板)

また元々バラバラだったフィルムコンデンサの向きをキチンと合わせて組み込みました。基板のリークもバッチリ解消です。

電解コンデンサも経年劣化で膨らみが見られます。

こちらも全てドイツF&T製品へ全て交換しました。

6時間程度のランニングテスト後に不具合箇所がないか再度チェック。最後にBias調整(Bias調整トリマも増設)をして完成です。

今回はオーバーホール以上の内容になりましたが、そのおかげかブリンッとした音の太さと低域の落ち着き、しっかりとした押し出し感があり、非常に心地よいアンプに仕上がりました。元々少しハイ上がりな個体でしたが、メンテナンスで程よい鈴なり感になりました。メンテ前とは比べ物にならないほど素晴らしい音に仕上がりました。

オーナー様にも大変喜んでいただけたようで、頑張った甲斐がありました。

スプリング式リバーブ増設

「手持ちのアンプにリバーブを増設したい・・・」

「デジタルではなくスプリング式の自然なリバーブが良い・・・」

そんなお客様のご要望に応える為に考えました。

 

 Bassman、champ、etc…などにリバーブを追加します。

「とは言っても出来るだけオリジナル回路、構成を変更したくない・・・」

こちらは電源トランス、リバーブトランス、真空管を追加せずにスプリング式リバーブを追加するモディファイとなります。

・トランス類の追加なし

・真空管の追加なし

・スプリングリバーブユニットを増設

・リバーブツマミを増設

 

上記は66年製 BF BASSMANにスプリングリバーブを増設した例です。

EXTスピーカージャックを取り外し、そこにリバーブPOTを取り付けました。

詳細はお問い合わせください。

ZOOM MS-50G 外付けフットSW作製

ZOOM MS-50Gのストンプ切替(横移動)を外付けのフットSWにてコントロールできるようになります。

<モディファイ内容>

・MS-50G本体モディファイ

・専用フットSW作製(筐体は写真と異なる場合があります)

 

<オプション>

作製したフットSWをBOSS MS-3LINE HX Stompでも使用可能にする切替トグルSWを追加することも出来ます。

詳細はお問い合わせください。

JCM2000 DSL ハンドワイヤード・モディファイ

2003年製のJCM2000 DSLの修理、改造を行いました。

初期(2003年まで)JCM 2000はメイン基板の絶縁性に問題があり、パワーアンプ回路が不安定な個体を多く見かけます。

今回修理を行なった個体も、修理スタンプを見ると半年に1度のペースでリペアが行われていたようです。おそらくパワー回路でリークが発生して突然ヒューズが切れることが頻発していたと思われます。また懸命なリペアの後も散見されます。。。

当店に持ち込まれた時点では基板部分が黒く焦げて、ショートを起こしメインFUSEが切れていました。。。

メーカーより、上記不具合の対策済み基板が出てますが、当然それなりに高価になります。

そこで不具合のあるパワーアンプ回路を切除して、パワーアンプ部をハンドワイヤードで作り直す事により、安定性と更なる音質UPを狙ったモディファイを行いました。

※上がハンドワイヤード組込後、下が問題のパワーアンプ基板部

電源部の電解コンデンサ類も全て交換し、実質的にオーバーホールの内容となっております。

JCM 2000(前期)のトラブルでお困りの方はご相談ください。

Hot Rod Deluxe MOD

Fender HotRod Deluxeの大規模なモディファイを行ないました。

元々低域成分が多く、モリっとしていて抜けきらない印象のノーマルch。部品の変更、定数の変更、回路の変更など大幅なモディファイを行ないFenderらしい煌びやかなクリーントーンを楽しめる様にしました。

ノーマルチャンネルに付いている”Bright SW”“FAT SW”に変更し、ナチュラルドライブ時に太いリードトーンを引っ張り出せます。

またドライブchもオリジナルではミッドハイに引っ掛かりがあり抜けきらない印象です。こちらは滑らかで且つ荒く焦げ付く様な歪み感が得られる様に調整しました

更にリバーブ音もピチャピチャと高域成分がいやに耳につく為、リバーブの高域成分だけを微調整し暖かい自然なリバーブ感となる様に致しました。

 

ここからは自宅で楽しむためのモディファイです。

ノーマルchはワンボリウムの為、ナチュラルな歪みを得るにはかなり大音量まで上げなければいけません。

またドライブchMASTERツマミ12でかなり音量になってしまいます。

そこでアッテネータの様に効くATT VOLPPIMV式マスター)を組み込み、ナチュラルな歪みが小音量で得られるようにしました。取付はスタンバイスイッチの位置に決定。

スタンバイスイッチの機能は電源スイッチを3WAY化し、『電源OFFー電源ONースタンバイON』となる様にしてあります。

ノーマルchの煌びやかなクリーントーン、VOLUEMを上げていくとナチュラルな真空管オーバードライブ、更に“FAT SW”をオンにする事により太いリードトーン。そこからギターのボリウムを絞ると手元でクリーンからドライブまでをコンロール出来るオールドアンプ特有の操作感。

ドライブchではハムバッカーとの相性もよく、焦げ付く様な深い歪みを手軽な音量で楽しめます。

オーナー様にも大変喜んでいただけました。

 

お問い合わせはお気軽にどうぞ。