PRSのフレット摺り合せ&ナット調整をおこないました。
オーナーさんのお話だと、購入してから10年以上フレットの調整はしてないとのこと。作業前にフレットの状態を確認してみると、よく使用するローフレット側のフレットトップはかなりけずれて平たくなってます。そのかわりにハイフレット側はまだまだフレット山がたくさん残っていて、全体的にフレット摺りあわせが必要と判断。
このギターは2音半下げ、しかも012-056の極太弦を使用しているので、通常の摺りあわせだとキッチリ鳴ってくれません。
いつもよりも時間をかけて慎重に摺りあわせを行いました。しかしPRSのネックは造りがいいですね!ロッドを5°回すだけでも、ネックがキッチリと動いてくれます。
摺り合せが終わったら、ペーパーで摺り合せキズをとっていきます。
フレットの高さを崩さないように、#600、#800、#1000、そして最後にスチールウールで横に磨き上げてから金属研磨剤で仕上げます。
ナットがシッカリとナット溝に接地していなかったので、一度取外しナット溝をノミでフラットにさらいます。ナット側の底面もしっかりと平面を出して、少量のアロンアルファで接着。
マスキングテープをゆっくり剥がしていきます。
あとはネックを組み込み弦を張ってから、トラスロッド調整、ブリッジ、PU高、オクターブ調整をして完成です!キッチリ組み上げた結果、生音でもブリンブリン鳴ってくれてます。
後日、オーナーさんにも大変ご満足いただけました。ギターはセットアップで本当に変わりますね。
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真空管ギターAMP修理&メンテナンス
■ ACTIVE PG 八王子
pachacamac-guitars.com
pachacamac.guitars@gmail.com
TEL 042-698-4412 (火・金定休)
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