DIEZEL VH4 修理&メンテナンス

DIEZEL VH4の修理メンテナンスを行いました。

こちらのアンプはドイツ製、内部の造りが非常に素晴らしい!職人さんによる配線の美しさにウットリしてしまい、ついつい写真を撮ってしまいます。

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トラブル内容は、、、常時ガサガサとノイズが出るとの事、マスターを絞るとおさまります。。。

原因はプリ真空管の不良でした。全真空管をテスターでチェックすると他のプリ管も随分消耗していたので全ての球をTAD 12AX7に交換。

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パワー管のバイアスがかなり浅かったので(EL34で40mA前後)、音を確認しながら適正値にセットしていきます。

ノイズもおさまり、以前よりゲインも上がり、歪みも深くて非常に心地よい!オーナーさんも早速スタジオで音出しし、大変満足して頂いただきました。

DIEZEL 非常に造りが良く素晴らしいアンプですね。

Marshall 1959 Master Volume増設

マーシャル1959  76年製アンプのメンテナンスとマスターボリウム追加モディファイを行いました。

6550仕様のアンプでしたので、EL34仕様に回路定数を変更。このアンプは大音量になるまでボリウムを上げないと本来の歪みが出てきません。歪みを保ったまま音量を落とせる様にPPIMVタイプのマスターボリウムを追加しました。

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コレで自宅でも楽しめます。

更にオーナーさんのご希望でパッチケーブル無しでチャンネルリンクが出来るようにインプット回路を変更、内部リンクしました。

真空管のチェックと内部の各電圧などをチェック、シャーシに粉のようなカビ?が発生してたので、磨いて落としピカピカに生まれ変わりました。

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さすがオールドマーシャル、非常に良い音がしますね!

追加したマスターもシッカリ歪みを保ちながら音量を絞ってくれています。

古いアンプはシッカリとメンテナンスをしてあげると生まれ変わります。最高に気持ち良いアンプに仕上がりました。